７月２日、在ロサンゼルス日本国総領事館の堀之内秀久総領事は、アニメ・エキスポ２０１５の会場で開催された「ももいろクローバーＺ」のライブに特別ゲストとして出席、ライブに先立ち、同グループの応援に駆けつけた米ロックバンド「KISS」のジーン・シモンズとポール・スタンレーの二人に対し、長年に亘る日米文化交流への貢献を讃えて、記念品を贈呈しました。

キッスのトレードマークでもある奇抜なメイクは、日本の歌舞伎をヒントにしたものであり、親日家としても知られる彼らですが、現在、「浮世絵プロジェクト」の一環で、キッスを題材にした浮世絵の制作に参加し、日本の伝統文化でありながら存続の危機にある浮世絵文化の保存活動に協力しています。また「KISS」は、日本のポップカルチャーにも思い入れがあり、過去にはハローキティとのコラボ作品を発表しているほか、今年２月の日本公演では、東京ドームで、ももいろクロー  バーＺとの共演を果たしています。そして、今回、ももクロにとって初めてとなるアメリカ公演では、アメリカの観衆に日本のトップアイドルであるももクロを紹介するべく、「KISS」が応援に駆けつけました。

最初にステージに立った堀之内総領事は、約４５００人のアメリカのももクロファンに挨拶をして会場を盛りあげると、続いて登場した「KISS」の二人に対し、日本の伝統文化である着物の帯を贈呈。彼らの日米文化交流への貢献を讃えるとともに、日米を代表する両グループに激励の言葉を贈り、ライブのオープニングに花を添えました。

ももクロのライブが始まると、会場は熱狂の渦に包まれました。彼女たちのパフォーマンスに、アメリカのファンもすっかり魅了され、当初１時間のみを予定していたライブは、アンコールを含めて２時間を超える盛り上がりを見せ、今回初となったももクロのアメリカライブは、大成功のうちに幕を閉じました。