2月22日, 総領事公邸に於いて, (財)日本花普及センター, 全国花き輸出拡大協議会, 及び当地の「いけばな教授会」の協力を得て, 日本産花きを使用した華道デモンストレーションを披露しました。同イベントは, 海外での日本産花きのジャパン・ブランドの確立を目的とした取り組みの一環として開催され, 当地の花卸業者, 日本庭園、文化・教育関係者をご招待し, 日本華道文化の魅力の紹介とともに、日本産花きの良質さを当地の方々に認知して頂く良い機会となりました。
会場では、千葉総領事が、日本産花きの海外への近年の輸出状況や、華道文化の海外での人気の高さなどについて述べた後、いけばな教授会 荒尾玉泉会長より、同教授会の紹介とともにデモンストレーションを担当した池坊、小原、草月の各教授陣が紹介されました。教授陣は、丁寧な解説とともに, 使用花きの長所を強調しつつ, それぞれの流派の技法・特徴を生かした素晴らしい作品を活け, 観客の方々も熱心にデモンストレーションに見入っていました。
なお, 当日使用された花きは, (財)日本花普及センターが日本より空輸したもので, 花のサイズ, 色, 質ともに日本の花き産業の誇る技術管理のもとに育成されており, 活けられた作品はさらに豪華な仕上りとなりました。
各流派によるデモンストレーション終了後は, 招待客は完成した見事ないけばな作品を鑑賞し, 担当したいけばな教授会の教授陣や, 日本から訪れた(財)日本花普及センター, 全国花き輸出拡大協議会の関係者等と和やかに歓談しました。 |