南カリフォルニア、アリゾナに在住の邦人の皆様、当地で活躍されている日系人をはじめとする米国の皆様、こんにちは。4月23日にロサンゼルス総領事として着任いたしました、伊原純一です。
私は1979年に外務省に入り、爾来、様々な仕事にたずさわってきましたが、米国は今回が二度目の勤務で、前回は2005年1月から2006年9月まで、ワシントンDCの日本国大使館で経済担当の公使をしておりました。帰国後は、外務省アジア大洋州局などに所属し、参事官として、主として六者協議や拉致問題など朝鮮半島をめぐる問題や、アセアン諸国との関係を担当しておりました。
米国西海岸に住むのは今回が初めてですし、総領事館での勤務もこれまで経験したことがありません。しかし、8万人を超える邦人が滞在し、20万人以上ともいわれる日系米国人が活躍され、米国の最先端を行くロサンゼルスを中心にダイナミックな発展を遂げているこの地域に派遣されたことは大変光栄なことであり、与えられた任期を通じて、総領事としての職務を全うしていく所存です。どうかよろしくご支援を賜りますようお願い申し上げます。
今回、妻の真規子と飼い猫のダイスケともども赴任しました。二人の息子がおりますが、いずれもすでに成人しており、それぞれ東京で仕事や勉強を続けています。ダイスケは今年で8歳になるアビシニアンのオスで、われわれ夫婦と同様、壮年を迎えつつあります。ペットとしての自覚が十分でないきらいがあり、いつも難しい顔をしています。彼も米国生活は二度目の経験です。
総領事としてのここでの毎日がどのようなものなのか、着任早々でもあり、まだ十分把握できていません。しかし、様々な機会を通じて、できるだけ多くの方々と直接お会いし、率直にお話をさせていただきながら、仕事を進めていきたいと考えています。今回はウェブ上でのご挨拶ですが、これから皆様とお会いできることを楽しみにしています。 |