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新美総領事の離任挨拶
  2014年6月30日
   
  新美総領事は、その任を終え、6月28日(土)にロサンゼルスの地を離れました。
下記は6月23日(月)に開催された総領事離任レセプションにおいてのスピーチです(抜粋):
   
 
 

私は2年8ヶ月余りの勤務を終え、6月末に日本に帰国します。当地在任中、皆様から頂いたご支援、ご芳情を賜りました。心から感謝申し上げます。

私は、東日本大震災から半年後にロサンゼルス総領事として、着任しました。震災に際し、米国は多大な暖かい支援を日本に差延べてくれました。震災直後のトモダチ作戦では、米国軍は日本の自衛隊と協力し、USS ロナルド・レーガンをはじめとする24隻の船舶、24,500人の人員を動員して、大規模な支援と救援活動を実施しました。また、国際赤十字を通じ、世界中から巨額の義援金が寄せられましたが、その内の実に44%は米国からのものでした。
そのため、私の着任後最初の重要任務は、日本国民と日本政府の感謝の気持ちを米国の人々にお伝えすることでした。そして、感謝を伝えていく中で、改めて米国の方々の暖かさと善意を感じました。

ロサンゼルス郡の捜索・救援チームの隊員は、東日本大震災が発生した時、ニュージーランドの震災被災地で活動中でしたが、休息をとる暇もなく、直ちに東北に駆けつけたことを語ってくれました。ロサンゼルスのある高校の生徒達は、震災後直ちに皆で話し合い、バザーを開催し、集めたお金を義援金として送ったことを話してくれました。 USS ロナルド・レーガンのヘリコプター操縦士は、交通もライフラインも寸断され、陸の孤島となった被災地の人々に何度も救援物資を運んだことを笑顔で語ってくれました。

我々日本人は、このような素晴らしい人々と友人であること、このような素晴らしい国と同盟国であることをうれしく、誇りに思います。 この日本の友好親善関係を一層進展させるため、私は努力して参りました。至らぬ点もあったと思います。やり残したことも多くあり、できればもう一度、在ロサンゼルス総領事としての仕事をやり直せたら、という思いです。 それ故、帰国が近づくにつれ、私の心境は複雑なものとなりました。自分は単身赴任でしたが、家族と一緒に暮らせるようになることを嬉しく思うと同時に、後任者がうらやましく思えてきました。これから無限のチャンスがあるからです。

私はこの地を離れますが、当地の皆さんと過ごした思い出を胸に、今後も日本と米国、南カリフォルニア、アリゾナとの友好関係の支援者であり続けたいと思います。皆さんと日本、米国、あるいは世界のどこかで再びお会いすることを楽しみにしております。

See you again soon!  Thank you very much.
 
 

 

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