名誉領事

令和4年4月18日

当館管轄地域には、2名の日本国名誉領事が任命されています。

ケリー・モア

在フェニックス日本国名誉領事
ケリー・モア氏

在フェニックス日本国名誉領事 ケリー・モア氏 ケリー・モア氏は、2004年12月より在フェニックス日本国名誉領事を務めています。
同氏が東京に始めて足を踏み入れたのは、1973年、オキシデンタルカレッジ卒業から3ヶ月後、22歳の誕生日でした。冒険心からの渡航でしかなかったのですが、それは同氏と生涯にわたる日本との深い絆の始まりとなったのです。当初は1年間の滞在予定でしたが、故郷アリゾナに戻ったのは、10年後の1983年でした。
日本へ渡航した時には、「さよなら」という言葉しか知らず、お寿司は食べたこともなければ、お豆腐や納豆、豚カツのことなど耳にしたこともありませんでした。お箸の使い方を習得するまでには、かなりの苦労を強いられたそうです。 同氏は、大学在学中には既に、地域の小学校でボランティアを行うなど、教育に携わっていました。東京においても、五反田の清泉女子大学や、茗荷谷にあった外務省研修所、曙橋にあるJICA研修所など、複数の教育機関で教鞭をとっていました。
アリゾナに帰郷してからは、アリゾナ州立大学言語文学科にて日本語の准教授として教壇に立っていました。現在は、メサ・コミュニティカレッジの世界言語学科の一員であり、1991年から2019年まで、アリゾナ学園の校長を務めていました。アリゾナ学園は、幼稚園から9年生までの国語、算数・数学、社会科、理科の授業があり、全て日本語で行われています。(アリゾナ学園ウェブサイト:www.arizonagakuen.org
同氏は、アリゾナ日本語教育学会にて会長を務めており、同学会が後援しているアリゾナ州日本語弁論大会でも精力的に活動しています。 その他、アリゾナ祭の理事も務めています。 同祭は、年に一度2日間に渡って行われるイベントで、日本の芸術や文化を広く紹介しています。2012年には、来場者が7万人を記録しました。(アリゾナ祭ウェブサイト:www.azmatsuri.org
同氏の趣味は、ガーデニングやハイキング、旅行です。中でも、アジアを広範囲に渡って旅行しています。今までで特に印象に残っている場所は、長崎(日本)、アンナプルナ盆地(ネパール)、アンコール(カンボジア)、近くではグランド・キャニオンとのことです。

 

 

ケイト・レナード

在サンディエゴ日本国名誉領事
ケイト・レナード氏

 

ケイト・レナード氏は、数十年に及ぶ日本との繋がりを築いてきた功績が認められ、2012年7月にサンディエゴの名誉領事に任命されました。この名誉領事の職は、サンディエゴ地域における日本人の保護及びこの地域と日本の間のビジネス、文化、学術、防衛の交流の強化が含まれます。

1964年の東京オリンピック後直ぐに、レナード氏は、横浜のペンパルと交流を始めました。その後、岡山の姉妹都市交換留学生として渡日すると、レナード氏は、日本への情熱をさらに深め、日本研究の学位を取得しました。1981年、カリフォルニア州の公認会計士の資格と経営学修士を取得すると、レナード氏は、神戸に移り、日本最大の監査法人事務所において唯一の米国人公認会計士として勤めました。
 
1985年にカリフォルニアに戻ると、国際的税務業務分野で活躍すると共に、サンディエゴ・ティファナ日本協会の会長を務めました。現在、京都賞シンポジウム・オーガニゼーション(サンディエゴ)の会計を担当しており、また、長年にわたり、在日米国商工会議所の会員を務め、日本のビジネス団体と継続して連携を行ってきました。
 
レナード氏は、自由な時間は、家族と過ごしたり、日本語の勉強を続けたり、また地元のバンドでフルートを演奏することを楽しんでいます。このバンドは、過去に4回、海上自衛隊訓練隊バンドと共に演奏会を実施しています。
 
LinkedInプロフィール:https://www.linkedin.com/in/kateleonardcpa/