参考情報: 厚生労働省「新型インフルエンザ関連対策情報」 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html 国立感染症研究所感染症情報センター「新型インフルエンザA(H1N1)」 http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
鳥インフルエンザ(H5N1) H5N1亜型インフルエンザウイルスを病原体とする鳥インフルエンザ(H5N1)は、東南アジアを中心に家きん(ニワトリ、アヒルなど)での発生が報告されています。鳥インフルエンザは、感染した鳥の解体調理、飼育小屋などの閉鎖的な空間における感染した鳥との接触など、鳥の臓器、体液、糞などと濃厚に接触することによってまれに人が感染することがあります。人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、世界保健機関(WHO)によると、2003年11月から2009年12月11日までに世界15か国で445人の発症者(うち死亡者263人)が報告されています。 発生地域(ヒトヘの感染):東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域など 感染要因:感染した鳥や臓器、体液、糞などとの濃厚な接触 主な症状:1~10日(多くは2~5日)の潜伏期間ののち、発熱、呼吸器症状、下痢、多臓器不全等 感染予防: - 鳥との接触を避け、むやみに触らない。 - 生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。 - 手洗いうがいの励行(特に発生国・地域では徹底してください)。
今年に入り、中国、エジプト、ベトナムの3カ国で50人(死亡者13人)の患者が発生していますが、そのうち38人(死亡者4人)は、エジプトで発生しています(2009年12月11日現在) 。
参考情報: 厚生労働省「鳥インフルエンザに関する情報」 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html 厚生労働省検疫所「高病原性鳥インフルエンザ」 http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/35_hpai.html 国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:鳥インフルエンザ」 http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
マールブルグ熱 我が国では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されています。 発生地域:アフリカ(中央部~南部) 感染経路:感染したサルなどの血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触により感染する例が多い。ウイルスの自然宿主はコウモリであり、人から人への感染の多くは感染 防御具(手袋・マスク)の不備によるものです。 主な症状:3~10日の潜伏期ののち、初期には発熱、頭痛、悪寒、下痢、筋肉痛など。その後体表に斑状発疹、嘔吐、腹痛、下痢、出血傾向。 感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。コウモリが生息する可能性のある洞窟には立ち入らないよう注意する。
2008年7月、ウガンダの洞窟ツアーに参加したオランダ人旅行者が感染して重症となるケースが発生しました。 参考情報: 厚生労働省「マールブルグ病に関する海外渡航者への注意喚起について」 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou25/index.html
世界中で25億人が感染するリスクがあり、毎年約5,000万人の患者が報告されています。 我が国では、海外で感染して帰国される方が毎年数十人報告されていますが、2008年は100人を超え、増加傾向となっていますので注意が必要です。 発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布。 感染経路:ウイルスを保有した蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺された際に感染します。媒介蚊は日中、都市部の建物内にも出没します。 主な症状:突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。デング熱患者の一部は重症化して出血傾向がみられるデング出血熱となることがあります。 感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプレーや蚊帳等の使用により、日中蚊に刺されないように注意してください。 ベトナムでは、57,102人が感染し、44人が死亡しています(2009年9月15日現在)。 また、マレーシアでは38,062人が感染し、79人が死亡しています(2009年12月5日現在)。 我が国の感染症法に基づく2009年の報告数は86例です。(2009年11月末現在)
参考情報: 厚生労働省検疫所「デング熱」 http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/09_dengu.html 国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:デング熱」 http://idsc.nih.go.jp/disease/dengue/index.html 国立感染症研究所「デングウイルス感染症情報」 http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/dengue.htm
上記のほかにも、動物、水、食べ物等を通じて感染する病気が多く存在します。 詳細は厚生労働省ホームページを参照ください。 (http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou27/dl/091218-1e.pdf)
海外の感染症に関する情報は、以下のサイトより入手することが可能です。出発前に渡航先の感染症の流行状況等に関する情報を入手することをお勧めいたします。また、日本の空港や港の検疫所においても、リーフレット等を用意し情報提供を行っていますので、ご活用ください。
厚生労働省(冬休み期間中における海外での感染症予防について) http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou27/091218-1.html 厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ http://www.forth.go.jp/ 国立感染症研究所感染症情報センター(感染症別の詳細情報) http:// idsc.nih.go.jp/disease.html 外務省海外安全ホームページ(感染症関連情報) http://www.anzen.mofa.go.jp/ 外務省ホームページ(世界の医療事情) http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html