| English

安全対策連絡会議 安全 防犯安全 防犯
header

最近の治安情勢について

安全対策連絡協議会用資料
平成19年9月27日
在ロサンゼルス日本国総領事館

 

最近の当地における治安情勢等(2007年1月~2007年8月)の概要は以下のとおりです。
 
治安情勢全般
  南カルフォルニアにおける各治安当局の統計によれば、殺人事件をはじめとする凶悪事件等は、過去数年の同時期に比し継続的に減少しており、各当局は治安の回復を強調しています。
 
凶悪犯罪
  ロサンゼルス市警察が公表した9月1日現在の殺人事件をはじめとする凶悪事件の統計数は18,642件(前年比-8%)であり、特に殺人事件については274件(前年比-15%)となっています。殺人事件の多くはギャング間の抗争によるものであり、全体の56%を占めており、ダウンタウンから南部地域において多発しています。ロサンゼルス郡警察、オレンジ郡警察においても、それぞれ殺人事件について前年比約20%の減少となっており、バーバンク、グレンデール市をはじめとする中規模地方都市でも同様な減少傾向にあります。

軽犯罪

  窃盗をはじめとする軽犯罪については、85,712件(ロサンゼルス市)であり、前年比4%の減少となっています。最近の顕著な犯罪は車上荒らしであり、全体の25%を占めています。その他の犯罪(引ったくり、置き引き等)に比し、唯一増加傾向にあります。軽犯罪全体の発生地域は千差万別であり、特定は困難ですが、人通りが少ない場所等、一般的に指摘される場所で多く発生しています。

治安当局の動向

  ロサンゼルス市警察は、現在9,511名の警察官を擁しています。これは、全米主要都市において3番目の多さになります。また、ロサンゼルス市民1万人あたり24.7名の警察官数であり、この比率は全米で6番目になります。今後、ロサンゼルス市警察は、1万名以上の警察官数を目標に増員を進める計画にあります。

地方都市及び郡警察においては、警察関係予算の増額、警備会社との連携強化策を掲げ、治安の安定にあたる計画です。
ロサンゼルス郡西部地区所在の各治安当局(ロサンゼルス市、サンタモニカ市、カルバーシティ市、イングルウッド市警察、郡警察及び連邦捜査局)においては、相互の連携を図り、ギャング犯罪を対象に広域捜査作戦を定期的に実施しています。これは、管轄の枠組みを脱し、中長期的視野の下にギャング取締りを行っているものです。
 

テロ関連情報

  米国国土安全保障省が公表している9月現在の国家テロ脅威レベルはイエロー(5段階の上から3番目)、特に国内及び国際線航空交通機関に対しては、オレンジ(上から2番目)となっています。(これは、以前に起きたロンドン爆弾テロ事件に際し、2005年7月に引き上げられた以降、変更されていません。)
なお、最新情報につきましては下記の国土安全保障省のホームページを参照してください。
http://www.dhs.gov/xinfoshare/programs/Copy_of_press_release_0046.shtm

現在、当局から新たに警告を発したり、脅威レベルを引き上げるほどの詳細なテロ計画は把握されておりません。しかしながら、アル・カイダを主体とするテロ組織は引き続き欧米に対する攻撃計画を有していることは否定できず、当局もテロに関するいくつかの兆候を掴んでいるとしています。
9月7日及び11日にビンラディンの新たな声明とみられるビデオが公表されましたが、現時点での当局による分析では、新たな脅迫は含まれていないとしています。
ロサンゼルス市警察は今般、対テロ施策の一環として、テロに使用される可能性が高いダーティーボム(放射性物質を含んだ爆弾)を探知する装置を導入しました。ヘリコプター搭載型及び携帯型探知機があり、テロ対策強化を順次行っています。






(C) Consulate General of Japan in Los Angeles. All rights reserved.
350 S. Grand Ave., Suite 1700, Los Angeles, CA 90071
Tel:(:213)617-6700 Fax;(213)617-6727
| 法的事項 | アクセシビリティについて | プライバシーポリシー |