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当地の犯罪・治安情勢等について

2005年12月9日
在ロサンゼルス日本国総領事館

 

最近の 当地の犯罪・治安情勢等 (2005 年8月~ 2005 年11月 ) の概要は とりまとめ 以下のとおりです。

テロ関連情報

7月に厳重な警備体制を敷いていたロンドン地下鉄にて連続爆発事件が発生したことからも、当地ロサンゼルスにおいて同様のテロが発生する潜在的可能性は否定できず、当地治安当局は、もはやテロが当地で発生するかどうかではなく、いつ発生するかとの認識に移行していると発表しています。

9月11日、当地及びオーストラリアのメルボルンが次のテロ目標であることをほのめかすビデオテープに関する報道が行われましたが、当地治安当局は「ロサンゼルスに対する具体的で確度の高い脅威があるとの認識はない」として一般市民に恐怖を植え付ける事を目的とした単なる誇張表現 (rhetoric) と見なしている旨発表しました。(テロ警戒レベル、警備体制等に変化なし)


治安・社会情勢全般
 

ロサンゼルス市警察の統計によれば、2005年同市警察管轄地域内における凶悪犯罪の傾向は、加重暴行罪や強姦罪などを中心に減少しており、全体では11月5日現在で昨年同期比、約28.5%減となっており、治安は回復傾向です。なお、上記期間内に 同地域内において発生した殺人事件は 122 件 (昨年同期間比、約9.6%減) 、強盗事件は 5,847 件 (同比、約0.5%減) で あり 、その主なものはギャングの抗争による殺人事件やダウンタウン南部等比較的危険な地区を中心に発生している強盗等で す 。


邦人の犯罪被害等
 

邦人の犯罪被害に関しては、従前同様、旅行者等短期滞在者を中心に、車上荒らしや置き引き等の比較的軽微な被害がほとんどであった。

最近では、当地ソーテル地区近辺において、邦人観光客等に対する詐欺事件(犯罪の手口は以下のとおり)の被害が報告されており、ロサンゼルス市警察においても注意を呼びかけています。

<犯罪の手口>

イタリア人と自称する者が邦人観光客等に近付き、イタリアのパスポートや身分証明書を示しながら、「自分はモデルであり、モデルのイベントに参加するためにロサンゼルスを訪れている。父親はイタリアの有名スポーツカーのデザイナーをしている」旨自己紹介をして当該観光客を安心させ、次いで、「自分は当地滞在中に泥棒に財布を盗まれてしまって困っている。イタリアに帰った後必ず返金するので、お金を貸してもらえないか。お金を貸してくれた代わりにモデルのイベントのために持参したイタリアの有名ブランドの革製のジャケット3着を差し上げる。」旨述べた上で、実際に革製のジャケット3着を手渡して、借金の返済が確実になされるものと邦人観光客等を言葉巧みに信用させ金品を騙し取るというもの。

当該詐欺事件の犯人は未検挙であり、今後も同様の手口で犯行を繰り返すおそれがありますので、注意を要します。

見知らぬ者からお金を貸して欲しいとの依頼があっても、安易にお金を貸すことはせずに、不審に思えば警察等に相談することをお勧めします。

なお、被害に遭われた場合、総領事館としては、休館日か否かにかかわらず必要に応じて、警察への被害届出に関するアドバイス等を実施しております。




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