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第3回安全対策連絡協議会用資料 安全 防犯安全 防犯
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「当地の犯罪・治安情勢等について」

平成17年7月14日
在ロサンゼルス日本国総領事館

最近の当地の犯罪・治安情勢等(2005年4月~2005年6月)の概要はとりまとめ以下のとおりです。


治安・社会情勢全般

ロサンゼルス市警察の統計によれば、2005年同市警察管轄地域内における凶悪犯罪の傾向は、加重暴行罪や強姦罪などを中心に減少しており、全体では7月2日現在で昨年同期比、約28%減となっており、治安は改善基調にある。なお、上記期間内に同地域内において発生した殺人事件は122件(昨年同期間比、約7%減)、強盗事件は3,343件(同比、約3.5%減)であり、その主なものはギャングの抗争による殺人事件やダウンタウン南部等比較的危険な地区を中心に発生している強盗等です。

ロサンゼルス近辺におけるフリーウェイでの連続発砲事件(報道記事より)

ロサンゼルス市などの警察当局のまとめでは、当地フリーウェイ上にて3月中旬から頻発している連続発砲事件に関し、それぞれに多くの類似点が見られるものの、関連性はなく、運転中のイライラやマナーをめぐっての無差別犯行との見方を強めているとのことです。具体的には「被害者のほとんどが若者男性である」、「事件現場は治安の悪い地区周辺である」等、いくつかの類似点はあるものの、発生時刻や被害者の人種は特定できず、また被害者のほとんどに犯行歴なしことから関連性がないと判断したようです。犯罪に至る傾向としては、銃を持ったギャングメンバーなどが運転マナー等をめぐり、単発的に発砲した可能性が高いようです。
   皆様におかれましては、以上の諸点を踏まえフリーウエイを運転する際には十分ご注意願います。具体的には、トラブルの元になる強引な運転(急な割り込みや後方からハイビームを点滅させる等の威嚇行為等)はしない、危険な運転をしている車両には近づかない、また万一トラブルに巻き込まれた場合には、速やかに警察機関等に助けを求めるよう努めてください。
邦人の犯罪被害等

邦人の犯罪被害については、邦人女子留学生の殺害被害事件を除き、従前同様旅行者を中心に車上荒らしや寸借詐欺等の軽微な被害が殆どでしたが、駐車中の車に貴重品や鞄などを外から見える場所に残さない、相手が日本語などで親切に話しかけてきたからといって軽々に信用しないなどの注意が必要です。
その他安全情報 (ウエストナイルウィルスに関して)

米国では、1999年以降毎年、蚊の活動が活発になる7月から10月頃にかけてウエストナイルウイルス感染者が多く報告されています。カリフォルニア州保険局の発表によりますと、2004年はロサンゼルス郡で331名、サンバーナディーノ郡197名、リバーサイド郡116名、オレンジ郡64名と南カリフォルニア州だけでも700名以上の感染者が報告されており、今年も注意が必要です。
現在のところ、ウエストナイルウイルスに対するワクチンはありません。また、ウエストナイル熱やウエストナイル脳炎に対する特効薬もなく、症状を軽減する治療が中心となっています。蚊に刺されないようにすることが予防となりますので、虫よけスプレーを利用したり、戸外に出るときはできる限り長袖、長ズボンを着用することをお奨めします。

詳しくは

米国疾病対策予防センター
(CDC:Center for Disease Control and Prevention)ホームページ
http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/westnile/surv&control04Maps.htm

または、米国CDCが西ナイルウィルス予防対策の一環として、感染経路、症状、予防方法等を公表した内容を、日本の厚生労働省にて翻訳した概要を「外務省海外安全ホームページ」中の「感染症関連情報」4.その他の感染症関連情報に掲載していますのでご覧下さい。

http://www.pubanzen.mofa.go.jp/sars/pdfs/westnilevirus.pdf




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