在ロサンゼルス日本国総領事館は、長島幸和羅府新報日本語編集長に対して、総領事表彰を行います。
なお、右表彰式は、9月13日(木)、総領事公邸に於いて行われる予定です。
(長島幸和氏)
長島幸和氏の功績は以下のとおり。
同氏は、1948年、千葉県千葉市生まれ。1975年早稲田大学を卒業後、会社勤務などを経て79年渡米。1980年から84年まで、当地の加州毎日新聞、84年から今月まで羅府新報の日刊日系新聞社に合計27年間勤め、米国、特に当地における日系社会の発展に大きく貢献した。
羅府新報は、1903年の創刊で、海外で発行される日本語新聞としては世界で最も古く、週5日、日系米国人社会に日本語と英語でニュースを提供している。同氏は、91年より羅府新報の編集長を務め、当地の日系社会の日々の活動をつぶさに報道し、日系社会の「時代の記録係」としての役目も果たしてきた。
日本語を解する読者層に対し、紙上において、翻訳作業などを通じ米国社会の機構、法律、行政についての説明を日本語でわかりやすく行い、日系社会に対して相互理解の促進を務め、米国社会との橋渡し役となり、また種々の文芸活動も紙面を通じて支援を行った。
同氏は、社内において、後輩の指導にも力を入れ、優秀な新聞記者を育成してきた。
ロサンゼルスを代表する日刊新聞の編集長として、海外日系新聞放送協会の共同編集企画を発案・推進するなど、海外日系新聞間の編集の取り纏め役として活躍し、また、1991年にパラグアイで開かれた北中南米日系人協会(パナ)の国際大会に参加するなど、対外的にも日系社会のPR係として精力的に活躍した。
なお、同氏は、病気療養のため、2007年8月3日に羅府新報を退社したが、今後も書いたものを通じて日系社会の役に立てればと希望している。
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