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  在留邦人・旅行者各位

在ロサンゼルス総領事館からのお知らせ

「米国政府によるテロ攻撃の警告レベルの引き上げ及び米国務省の警告」

  2003年12月22日


12月21日(現地時間)、米国政府は、テロ攻撃の警告レベルをこれまでの「高まっている(elevated)危険(黄色)」から「高い(high)危険(橙色)」に引き上げました(同警告レベルは5段階の上から2番目であり、詳細は末尾の参考をご参照ください)。この措置について、リッジ米国土安全保障長官は、要旨以下のとおり述べて、テロ攻撃に対する警戒を呼びかけています。
b01 米国情報機関は、テロ攻撃の脅威情報の量が実質的に増加しているという報告を受けた。これらの信頼できる情報は、米国本土において、休暇シーズンの頃またはそれ以降にテロ攻撃が行われる可能性を示唆している。
b02 アル・カーイダが米国本土に対して引き続きテロ攻撃を行う意図を有していることを含め、テロリストの戦略的指標は、おそらく、2001年9月11日に発生した同時多発テロ以降最も高い水準にある。また、国外の過激派が、近い時期に米国民が同時多発テロで経験した規模と衝撃に匹敵する若しくはそれを超えるテロ攻撃を予期していることを示す情報もある。
b02 最近の報告では、アル・カーイダは、引き続き航空機をテロ攻撃の手段として使用することを考えているとされている。


また米国政府が、米国本土におけるテロ攻撃の警告レベルを引き上げたことを踏まえ、米国務省は改めて警戒を呼びかけるとして要旨以下のとおり警告しています。

b01 米国政府は、海外における米国民の安全に関して引き続き深い懸念を有している。米国民は、警戒のレベルを高めるほか、油断のないように努め、自己の安全対策を強化するために適切な措置を講じるよう努めるべきである。また、アル・カーイダが国外の米国権益への攻撃を準備している兆候が増加している。
b02 アル・カーイダ及びその関連組織は、中東ではサウジアラビアのリヤド、欧州ではトルコのイスタンブールにおいてテロ攻撃を敢行した。そのため、次のテロ攻撃が他の地理的な場所で行われる可能性もある。アル・カーイダは、生物・化学兵器といった非通常兵器を使用する可能性も含め、米国同時多発テロよりも破壊的なテロ攻撃を新たに計画しようとしているであろうと考えられる。また、我々は、アル・カーイダが米国内で大惨事となるテロ攻撃を再来させようとしている可能性についても排除することはできない。
b03 テロ攻撃には、自爆攻撃、ハイジャック、爆弾、誘拐等が含まれ得る。こうした攻撃は、民間航空機、海上権益を巻き込む可能性があるほか、爆弾等の通常兵器による脅威も存在する。テロリストは、政府関係であろうが民間であろうが標的とする。これらの標的には、住宅地、クラブ、レストラン、礼拝所、学校、ホテル、野外行事開催地、リゾート地や浜辺といった米国人や他の外国人が集まり又は訪れる施設が含まれる。こうした施設を避けることができないのであれば、その場所における安全対策の強化を維持すべきである。


アル・カーイダ幹部がテロを促しているとも考えられるメッセージやテロ攻撃の危険に対する米国政府の警告等については、これまでも随時、渡航情報により注意喚起してきています(12月20日付け広域情報「アル・カーイダ幹部によると見られるテロ攻撃の声明」、11月22日付け広域情報「テロ攻撃に関する米国務省の警告」等参照)。上記1.の米国政府によるテロ攻撃の警告レベルの引き上げにも留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努めるとともに、テロの標的となる可能性のある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、周囲の状況に警戒するなど安全確保に十分注意してください。
また、テロ事件等が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策がとれるよう心掛けてください。

<参考>
米国政府は、国家安全保障勧告シスム(The Homeland Security Advisory System)により、同国におけるテロ攻撃の脅威のレベルについて、「低い(low):緑」、「慎重を期す(guarded):青」、「高まっている(elevated):黄」、「高い(high):橙」、「高度の危機(severe):赤」の5段階で評価して国民に伝えることとしており、「高い(high):橙」は、テロ攻撃の危険が高いことを示しています。


  (問合せ先)

外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)

電話番号:(代)(03)3580-3311(内線) 3100

外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線) 2902

外務省 海外安全ホームページ
http://www.mofa.go.jp/pubanzen


総領事館連絡先
電話 213-617-6700
住所 350 South Grand Avenue Suite1700、 Los Angeles、 CA 90071
ホームページ http://www.la.us.emb-japan.go.jp/



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