滞在に当たっての注意
滞在中は上記情勢及び下記の事項に十分に注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、外務省、在メキシコ日本国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手するようにしてください。
(1) メキシコに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到着後遅滞なく在メキシコ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はメキシコを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出てください。なお、在留届の届出は、郵送、FAXのほか、インターネット(
http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができます。
(2)
長距離移動の際には、検問がありますので旅券と併せてメキシコ滞在許可証(ツーリストカード)を必ず携帯してください。
(3)
メキシコの交差点では自動車が優先で、歩行者が横断歩道を渡っている際も、歩行者のすぐそばを通過する車が多くあります。このような習慣の違いを十分理解した上で、事故に遭わないよう注意してください。
(4)
メキシコの医療費は高額のため、手術を伴う入院治療等は、その経費が数百万円に及ぶこともあります。渡航・滞在に当たっては、十分な額がカバーされる海外旅行保険に加入するようお勧めします。
(5)
メキシコの多くの州では、路上での飲酒が禁じられています。場合によっては治安機関により身柄を拘束されることがありますので、紛らわしい言動も含め、行動には十分注意してください。
(6)
先住民の村落を訪問する場合、撮影が禁止されている村落がありますので、必ず訪問先の注意事項を厳守してください。また、単独では行動せず、グループでの行動をお勧めします。
(7)
例年、8月から10月頃は、大西洋岸のカリブ海、太平洋岸のカリフォルニア半島にハリケーンが接近します。2007年には邦人の被害も発生しています。この時期の滞在に当たっては、気象情報等に留意してください。
(8)
南部や海岸地域では雨季にデング熱が流行することがあります。デング熱はデングウイルスを持つ蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等)に刺されることにより感染します。感染は蚊が媒介し、人から人への直接感染はありません。大雨やハリケーン等による冠水があった地域では集中的に流行することがあるため、長袖シャツや長ズボン等を着用するほか、虫除けスプレーを使用するなどして蚊に刺されないよう注意してください。
(9)
メキシコ国内の長距離バスターミナル及びバス車内は、強盗・窃盗等が多発する場所です。長距離バスにて移動される場合、夜間の移動は極力避けるようお勧めします。やむを得ずバスを利用する場合は、より安全な一等バスを利用するよう心掛けてください。
(10)
メキシコ市などで観光客の持つデジタルカメラを狙った強盗団が増えていますので、デジタルカメラを首から下げ、また、手に持って歩くことは極力避け、観光地等では人目につくような形で地図やガイドブックを確認することも極力避けてください。また、ブランド物のバッグ、時計等の高価な携行品を人目につくような形で持ち歩くことも極力避けるようお勧めします。
(11)
メキシコ市内においては日本人が被害者となる短時間誘拐事件及び同未遂事件が発生しています。被害防止のため、以下の点を心掛けてください。
・夜間の外出は控える。
・リブレ(流しのタクシー)は利用しない。
・外出する際は、周囲の状況に十分注意を払い、タクシー乗車時は必ずドアをロックする。
・キャッシュカード、クレジットカードは必要時以外持ち歩かない。
・拘束されたら犯人の指示に従い、むやみに抵抗しない等を心掛けてください。
(12)
ここ数年、メキシコ市内のレフォルマ通り等中心部で、「タクシー強盗に遭って、お金がなくなった。インターネットで貴方の口座にお金を振り込むので、それを引き出してほしい」等と観光客等に申し入れ、 多額の現金を騙し取る手口の詐欺が発生しています。見知らぬ人物から話しかけられた際は、十分警戒してください。
(13)
カンクン国際空港では、安価な現地ツアーへの参加を呼びかけるキャッチセールスが横行しており、これをめぐってのトラブルが発生しています。現地ツアー等は信頼がおける業者を利用するようお勧めします。
(14)
また、メキシコ国内では、上記のほかにも地域的な政治闘争、労働闘争等により一定期間治安が不安定になる地区があります。これらの情報については、逐次、スポット情報を発出しますので、併せて確認の上、渡航、滞在には十分注意してください。
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