日-カリフォルニア州 鉄道の脱炭素フォーラムの開催

令和7年5月30日
2025年5月21日、ロサンゼルス市における全米日系人博物館において、鉄道の脱炭素フォーラムが開催されました。本フォーラムは、2024年に締結した「国土交通省とカリフォルニア州運輸省(CalSTA)との間の鉄道交通の整備支援に関する覚書(Letter of Intent) 」、および2022 年に更新の署名が行われた「日本国政府とアメリカ合衆国カリフォルニア州との間の気候変動対策並びに経済及び貿易関係の強化に関する協力覚書」に基づき開催されております。
 
日本は2050 年までのカーボンニュートラルを、カリフォルニア州は2045 年までのカーボンニュートラルをそれぞれ目指しており、両者はこの共通のビジョンの下、気候変動問題という一刻を争う国際社会の重要な課題に取り組むパートナーです。本フォーラムの冒頭、曽根総領事は、本イベントが日本・カリフォルニア州による脱炭素化に向けた数々の持続可能な取組において更なる連携強化についての期待を述べました。
 
本フォーラムでは、カリフォルニア州運輸省、国土交通省、運輸総合研究所、カリフォルニア州交通局、カリフォルニア高速鉄道局、カリフォルニア州経済促進知事室など、日米両国の政府関係者やビジネスリーダーなどにより、政府および民間セクターの鉄道脱炭素化戦略、旅客・貨物鉄道における代替燃料とエネルギー生産、高速鉄道と地域鉄道の輸送指向開発などのテーマについて、パネルディスカッションによる意見交換が行われました。
 
日本側の参加者からは、国土交通省、日立レールSTS USA、運輸総合研究所(JTTRI)、積水化学工業、東急電鉄、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)などが日系企業の技術協力や実証プロジェクトについて紹介しました。
 
プレスリリース
国土交通省: https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo06_hh_000135.html
カリフォルニア州運輸省: https://calsta.ca.gov/press-releases/2025-05-23-ca-japan-strengthen-collab-rail-decarbonization

 
田中由紀 国土交通省国際統括官からのビデオメッセージ トックス・オミシャキン カリフォルニア州運輸長官より挨拶
曽根総領事より挨拶 パネルディスカッション
 
曽根総領事とトックス・オミシャキンカリフォルニア州運輸長官