田中(宗優)百合子氏が戦後70年記念外務大臣表彰を受賞しました。
戦後70年記念外務大臣表彰の表彰式が、田中(宗優)百合子氏に対して行なわれました。
戦後70年記念外務大臣表彰は、日米戦後70年を記念して,日米間の友好交流の増進に顕著な功績のあった関係者に対し、その功績を称えるとともに、その活動に対する理解と支持を一層深めることを目的としています。
田中(宗優)百合子氏の経歴・表彰理由は下記の通りです。
1.経歴・表彰理由
田中(宗優)百合子氏は、1933年生。仙台市明和女子学院短大卒業。1957年結婚後渡米。
1973年、表千家講師の資格を取得。1988年に正教授の資格を取得。以来、自身が主宰する「優和会」や茶道教室に於いて、長年に亘り茶道の普及・伝承に努めてこられました。田中氏は表千家同門会南加支部のメンバーとし、1970年の設立当初より活躍され、幹事長や副支部長、顧問等の要職を歴任、同会の発展に大きく貢献されてきました。同支部の主要祝賀行事に於いて、総務委員長を務めるなどし、各行事を成功に導き、これらの功績が認められ、表千家本部より、1999年、支部功労賞、2001年及び2010年に支部特別功労賞が授与されました。
また、田中氏は南加日系婦人会の副会長や顧問を務め、敬老ホームの慰問や二世ウィークへの参加協力や歳末助け合い募金活動等、社会福祉活動にも務めてこられました。これらの活動や茶道を通してコミュニティーに多大な貢献をされたこと等が認められ、南加日系婦人会より特別功労賞を受賞、2009年には、オレンジ郡日系協会から、コミュニティーアワードを受賞、2011年には南加日系婦人会及び米国日系市民協会ダウンタウン・ロサンゼルス支部より、ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞されています。また、同氏のこれらの活動に対してロサンゼルス市長やロサンゼルス郡執行官からも感謝状が授与されています。
2.表彰状授与式
田中(宗優)百合子氏の表彰状授与式は12月9日(水)、午後12時より総領事公邸にて、ご令嬢の上松理沙さんや、田中氏が顧問を務められる表千家同門会米国南加支部の方々のご出席の下開催されました。堀之内秀久在ロサンゼルス総領事より、長年に亘る同氏の茶道文化の普及・伝承に対する功績が紹介された後、同氏へ外務大臣表彰状が授与されました。同氏からは、受賞の喜びの言葉、ご夫君田中フレッド氏や理沙さんに対する感謝の言葉が述べられ、また同氏ともに茶道の普及に貢献されてこられた同支部役員の皆様に対しても心温まるエピソードの紹介とともに謝意が伝えられました。同南加支部支部長を務める宮崎マック氏より、祝辞及び乾杯のお言葉があり、授賞式が無事終了し、その後、田中氏は出席者の皆様、総領事夫妻とともに昼食を楽しまれました。