戦後70年記念外務大臣表彰

平成28年1月4日

小泉(宗由)由子氏が戦後70年記念外務大臣表彰を受賞しました。

戦後70年記念外務大臣表彰の表彰式が、小泉(宗由)由子氏に対して行なわれました。
戦後70年記念外務大臣表彰は、日米戦後70年を記念して,日米間の友好交流の増進に顕著な功績のあった関係者に対し、その功績を称えるとともに、その活動に対する理解と支持を一層深めることを目的としています。


小泉(宗由)由子氏の経歴・表彰理由は下記の通りです。


1.経歴・表彰理由


小泉(宗由)由子氏は、1931年生。1953年、留学生として渡米、ロサンゼルス・シティーカレッジを卒業。渡米以前より茶道に親しみ、1954年、当地において松本宗静氏のもとで茶道の習得を再開しました。当地の日本語学校に於いて教職や学園長に就任し、日系子弟の日本語教育に携わる傍ら、茶道裏千家淡交会ロサンゼルス支部(現同会ロサンゼルス協会)に於いて松本氏と共に後進の指導を行い、副支部長等を務めるなど、同支部の発展に尽力、茶道文化の発展に努められました。1988年には裏千家淡交会オレンジカウンティー支部(現同会オレンジカウンティー協会)を設立し、幹事長や相談役を歴任。2010年には裏千家 坐忘斎お家元より、最高位である名誉顧問師範を授与されています。2004年、南加日系婦人会及び米国日系市民協会ダウンタウン・ロサンゼルス支部から、ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞、2014年には、オレンジ郡日系協会より功労者賞を受賞。現在は、自宅の茶室に於いて後進の指導を行う傍ら、同茶室を一般にも開放し、地元学生等を対象とした茶道体験プログラムを行う等、次世代への文化交流の発展に力を注いでおられます。上記のように同氏は半世紀という長きに亘り、当地に於ける茶道文化の普及・発展に尽力してこられました。


2.表彰状授与式


小泉氏の表彰状授与式は12月7日(月)、午後12時より総領事公邸にて、小泉氏が相談役を務められる裏千家淡交会オレンジカウンティー協会の役員の方々のご出席の下開催されました。堀之内秀久在ロサンゼルス総領事より、長年に亘る同氏の茶道文化の普及・伝承に対する功績が紹介された後、同氏へ外務大臣表彰状が授与されました。同氏からは、この度の受賞の喜びの言葉や、これまで同氏を支えてこられたご家族、出席された裏千家淡交会オレンジカウンティー協会役員に対する謝辞が述べられました。乾杯の音頭は、同協会半田会長がとり、この度の受賞の祝福や同氏の御健康、更なるご活躍を祈念する言葉を述べられました。記念撮影終了後は、出席者の皆さん、総領事夫妻と共に昼食を楽しまれました。