令和元年春の叙勲
令和元年7月26日
坂本安子氏に対する叙勲伝達式
令和元年5月21日に令和元年春の叙勲受章者が発表され,当館管轄地域からは坂本安子氏が旭日単光章を受章されました。
坂本氏は1948年に福島県いわき市にてお生まれになり,明治学院大学英文学科を卒業後,再び同大学の社会学部に入学し,ケースワーカーになるために社会福祉を学ばれました。
1976年に渡米し,1978年から,ロサンゼルスで最初に出来たアジア環太平洋系の方々のための社会福祉サービス団体であるオリエンタルサービスセンターでケースマネージャーとして1年半働いた後,1980年に設立されたリトル東京サービスセンターに最初のスタッフの一人として参加されました。同センターで働きながら,カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院で勉強してカリフォルニア州公認心理カウンセラーの資格を取得され,日英バイリンガルのソーシャルワーカーとして,日本語しか話すことが出来ずに当地の福祉を受けられない日系一世の高齢者,新一世の家族の方々に対して,福祉が受けられるようサポートを行い,時には福祉局,警察,裁判所まで直接出かけられることもありました。
坂本氏は,日系ファミリーカウンセリングプログラムなど文化と言語を考慮に入れた数々のプログラムを発展させたほか,市・郡・州や連邦政府からの資金調達,他の団体との協力関係強化,各分野の専門家との連携なども進められ,リトル東京サービスセンターが多種多様なサービスプログラムを提供できるようになる礎を築かれました。また,1996年に同センターの初代社会福祉部長に就任してからは,その豊富な実務経験及び指導力により多くのソーシャルワーカーを監督・育成されました。
36年間にわたり日系社会の精神衛生及び社会福祉の発展に大いに貢献された功績が認められ,2018年には,南カリフォルニア大学内に設立された「カリフォルニア社会福祉功労者ホール」に名前を刻まれる殿堂入りを果たされています。
坂本氏の叙勲伝達式は,令和元年7月12日午後2時から総領事公邸で行われ,ご家族及びご友人など約45名のゲストが出席されました。伝達式終了後にはレセプションが開催され,坂本氏はゲストの皆様と和やかに歓談されました。

坂本氏は1948年に福島県いわき市にてお生まれになり,明治学院大学英文学科を卒業後,再び同大学の社会学部に入学し,ケースワーカーになるために社会福祉を学ばれました。
1976年に渡米し,1978年から,ロサンゼルスで最初に出来たアジア環太平洋系の方々のための社会福祉サービス団体であるオリエンタルサービスセンターでケースマネージャーとして1年半働いた後,1980年に設立されたリトル東京サービスセンターに最初のスタッフの一人として参加されました。同センターで働きながら,カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院で勉強してカリフォルニア州公認心理カウンセラーの資格を取得され,日英バイリンガルのソーシャルワーカーとして,日本語しか話すことが出来ずに当地の福祉を受けられない日系一世の高齢者,新一世の家族の方々に対して,福祉が受けられるようサポートを行い,時には福祉局,警察,裁判所まで直接出かけられることもありました。
坂本氏は,日系ファミリーカウンセリングプログラムなど文化と言語を考慮に入れた数々のプログラムを発展させたほか,市・郡・州や連邦政府からの資金調達,他の団体との協力関係強化,各分野の専門家との連携なども進められ,リトル東京サービスセンターが多種多様なサービスプログラムを提供できるようになる礎を築かれました。また,1996年に同センターの初代社会福祉部長に就任してからは,その豊富な実務経験及び指導力により多くのソーシャルワーカーを監督・育成されました。
36年間にわたり日系社会の精神衛生及び社会福祉の発展に大いに貢献された功績が認められ,2018年には,南カリフォルニア大学内に設立された「カリフォルニア社会福祉功労者ホール」に名前を刻まれる殿堂入りを果たされています。
坂本氏の叙勲伝達式は,令和元年7月12日午後2時から総領事公邸で行われ,ご家族及びご友人など約45名のゲストが出席されました。伝達式終了後にはレセプションが開催され,坂本氏はゲストの皆様と和やかに歓談されました。

