令和7年度大日本農会農事功績者表彰伝達式(北米加州支会)の開催

令和7年12月15日
室田幸靖在ロサンゼルス日本国総領事は、2025年12月11日(木)、総領事公邸において、山崎ブライアン氏に対して公益社団法人大日本農会(北米加州支会)の令和7年度農事功績者表彰の伝達式を行いました。
 
(1)大日本農会表彰状伝達式の様子
本伝達式は、ご家族及びご友人・関係者出席のもと開催され、室田総領事より祝意を表し、表彰状及び緑白綬有功章を授与しました。
 
(2)山崎ブライアン氏の功績
山崎氏は、1985年に当地で庭園業と造園業に携わりました。2001年にはロサンゼルス市の公園課に勤務し、2014年に庭園業者の知識と技術を認められ、40カ所の公園の管理者兼監督者に就任し、2022年に主任管理監督者に就任されました。現在はロサンゼル市内の125の公園の主任管理監督者及び管理者として、約120人の庭師とともに、24台のトラック、4台のトラクター、その他様々な機器や資材を用いて公園の美化に取り組まれています。
同氏は1992年~2002年、2004~2017年の25年間、ハリウッド日系文化協会会長を務められております。1993~1994年には地域住民と共に二階建てのハリウッドコミュニティセンターを建設し、日本文化の普及と日系社会の発展、そして地域に住む日系人に多大な貢献されました。
また、2009~2010年そして2024年から現在まで、南加庭園業連盟会長を務められておられます。本会長として、日本からの農業関係者の講演会や会員の職業向上のための講習会を積極的に行い、南加の美化の為に貢献されました。また、南加庭園業連盟会員の団体健康保険の改善に努力し、現在も日系コミュニティの為に尽力しておられます。
 
山崎氏は、授与の後、家族や関係者への感謝を述べるとともに、多くの方に支えられながら当地で庭園業に携わられた自身の経験を振り返りました。また、ハリウッド日系文化協会や南加庭園業連盟の活動を通じ、地域社会に貢献すると同時に日本文化との繋がりを深めることができたと述べられました。さらに、今後も南加庭園業連盟を通じて日系庭園業者の歴史を伝え、彼らの地域社会への貢献が称えられ、忘れることのないよう努めていく考えを示されました。
 
山崎氏の活動を紹介するビデオ上映の後、大日本農会北米支会会長小山信吉氏、山崎氏の友人であるエドガー賞受賞作家の平原直美氏がそれぞれ祝辞を述べ、同氏の功績を称えました。 リトル東京コミュニティ・インパクト・ ファンド会長のビル・ワタナベ氏からもお祝いの言葉をいただきました。