令和6年度外務大臣表彰

令和6年8月6日

8月1日 (木)、外務省は令和6年度外務大臣表彰の受賞者を発表しました。当館管轄地域からは日本とアメリカ合衆国との相互理解の促進に貢献した下記の2個人、1団体が受賞することとなりました。
 
外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。

各受章者の対日功績
阿岸 明子 日本語奨学金基金名誉会長

阿岸 明子氏は、1973年にCreative Enterprise International社を設立し、広告等の分野で日米交流に従事。自身がフルブライト奨学生として米国に留学した経験から、1998年に日本語教育に携わるアメリカ人を育成・支援するため「オーロラ日本語奨学基金」を設立しました。これまでに100人以上の米国の若者が奨学金を受けています。また北海道と米国との交流のため、2011年から礼文高校の学生を米国に招待し、地元の高校との交流やホームステイの機会を提供する等、日米間の友好親善に寄与しました。





 

村井 邦彦 作曲家 アルファレコード創業者

村井 邦彦氏は、日本の国内市場にとどまらずいち早く海外に目を向け、作曲やビジネスを通じ、半世紀に亘って音楽・エンターテイメント業界の日米交流に貢献。米国を含む海外レーベルの版権を取得し、海外の音楽を日本へ普及させた先駆者です。また、初期の海外との取引経験の知見を活かし、当時音楽がデジタル化されておらずJ-POPという言葉もない時代から、日本の音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」をロサンゼルスの著名なレコード会社A&M社と共に全世界で成功させました。日本の最先端の音楽を海外へ送り出すなど、まさに音楽業界における日米親善の道を開拓されました。










南カリフォルニア日本語教師会

南カリフォルニア日本語教師会は、1984年の創立以来、南カリフォルニアにおける日本語教師間のネットワーク構築、情報共有、日本語教授法に関するワークショップ及び講習会の開催、ニュースレターによる教材紹介や地域ニュース等の共有を通じて、南カリフォルニアにおける日本語教育の向上に努めてきました。2年制・4年制大学、高校、中学、小学校、日本語学校、日本語補習校などあらゆるレベルの日本語教師を支援の対象とする南カリフォルニアで唯一の組織であり、南カリフォルニアにおける日本語教育の発展と普及に大きく貢献しました。