総領事からの新年ご挨拶

令和8年1月1日

 南カリフォルニア、そして、アリゾナ州の皆様、
 健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。新しき一年、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げます。
 
 2026年のビッグイベントの一つは、6月~7月に行われるFIFAワールドカップです。今年も日本から多くの方が当地を訪問されることが見込まれます。
 
 総領事館の最重要ミッションは、質の高い領事サービスを円滑に提供することです。従来から、在留届を提出された方には、領事メールを通じ、文字により安全情報をお送りしてきました。私の着任後は、より分かりやすい情報をタイムリーに発信するよう心がけています。例えば、9月にロサンゼルス市で邦人旅行者が強盗に遭いましたが、その際には、事件現場の位置関係を示す地図を作成し、領事メールからリンクを貼るようにしました。また、アリゾナにおける災害関連情報なども、こまめに発信するようにしました。今後も、より分かりやすい安全情報の迅速な発信に努めていきます。個人情報は必ず守りますので、在留届を提出していない方は、末尾のQRコードから提出いただくよう、是非、お願いします。
 
 8月に着任してから、多くの日系人の方々にお目にかかり、皆様が、戦後のアメリカ社会の発展にいかに貢献されてきたかを強く実感しました。これは、二世、三世、そして新一世と呼ばれる皆様の長きにわたるご尽力あってのことです。改めて敬意を表します。同時に、日系コミュニティを更に発展させるため、若手の日系人、四世、五世や新二世の方々に、コミュニティの「主役」としてもっと活躍してほしいという想いを抱くようになりました。総領事館として、若手日系人の皆様の活動を引き続きサポートしていきます。
 
 日本経済に様々な課題がある中、南カリフォルニア、アリゾナの経済は可能性に満ちています。当地で活動する各企業におかれましては、是非、日本経済の将来を担うとの観点から、当地ならではの新たなビジネス機会を見つけていただきたいと思います。そこで大事になるのは、日系企業間で競合、けん制したり、互いに無関心でいるのではなく、「オールジャパン」で取り組んでいくことです。「オールジャパン」というスピリットを醸成し、日系企業が当地で活躍できる機会を広げることこそが、総領事館の役割であり、地道に汗をかいていきたいと思います。この取組に、先ほど述べた若手日系人の皆様の力も借りたいと思っています。
 
 当地のスポーツ界には、その活躍がまだよく知られていない日本人や日系人のアスリート・スタッフが沢山おられます。これらの方々を総領事館のSNSで応援するプロジェクトを始めました。女子プロボクサーの晝田瑞希選手をご存じですか?スーパーフライ級世界チャンピオンとして、この地のボクシングファンの間でよく知られた存在です。晝田選手を紹介した末尾のインスタグラムの投稿を是非ご覧ください。他にも、「私を取り上げてほしい」という方、DMを通じてご連絡ください。
 
 日本外交には様々な課題が山積しています。そのような状況にあっても、この地において、逞しく、そして、粘り強く、経済活動や交流活動を続けていく。それこそが、日本に対する応援にもなります。引き続き、皆様のご意見も聞かせていただきながら、当地において、日米関係の一層の発展に尽力していきます。
 
 本年も引き続き、総領事館の活動に対して、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 
 

                                    在ロサンゼルス日本国総領事
                                              室田 幸靖

 

 
在留届提出 FB X IG(晝田選手関連投稿)