「日本食普及の親善大使」任命状授与式の開催

令和7年3月11日
2025年3月10日、当館は、Uogashi Global Innovation, LLCのCEOで、JETROロサンゼルスの水産コーディネーターでもある百瀬慶広氏に対して、「日本食普及の親善大使」の任命状の授与式を行いました。
 
授与式では、ご家族とJETRO関係者のご同席のもと、令和6年12月に農林水産省より「日本食普及の親善大使」に任命された百瀬氏に対して、青島尚重首席領事より日本食普及の親善大使の任命状及びバッジの授与を行いました。
 
百瀬氏は、1991年の渡米依頼、当地の水産業界にて、日本産水産物の広範な流通ネットワークを構築されてきました。2011年の東日本大震災直後には、日本産水産物の安全性に関するPR活動及び震災復興支援のセット販売を行い、米国における日本産水産物の信頼性向上に寄与するとともに、SNSを駆使した新たな情報発信モデルを作り、日本の生産現場と北米のレストラン関係者や一般消費者との橋渡し役として貢献されました。2019年にUogashi Global Innovation, LLCを設立し、米国内で日本産水産物を販売するためのネットワークを独自に構築し、BtoB及びBtoC向けに新鮮な日本産水産物を販売する事業に従事されています。また、2020年よりJETROロサンゼルスのプロジェクトに参画し、水産コーディネーターとして、コロナ禍での水産物普及促進やALPS処理水放出開始に伴う米国への輸出多角化等に貢献されてきました。
 
青島首席領事から百瀬氏に対して、「日本食普及の親善大使」への任命について心よりお祝いを述べるとともに、当地のみならず、米国の内陸地や、非日本食レストランなどへの日本産水産物の普及啓発活動にご尽力いただき、日本食・食文化の魅力発信に益々取り組んでいただくことを願っている旨、祝辞を述べました。
 
これに対して、百瀬氏より以下のとおりご挨拶がありました。
「コロナ禍では、多くの食関係の方も情報不足で難しい状況に置かれるなか、米国政府の政策情報などを当地レストラン関係者等に伝え、日本食業界をサポートしました。その際、日本食の安全性に対する信頼度の高さに改めて気づかされました。これは、先人の方々が築き上げたものに他ならないと思います。米国には、まだまだ日本食が広まる猶予がある地域が沢山あると感じています。米国の内陸部の方々への日本食をお届けできるよう、これからも尽力したいと思います。」
 
百瀬氏が「日本食普及の親善大使」として、今後も当館やJETRO等とも連携して日本産食材や日本食文化を普及されることが期待されます。

 
「日本食普及の親善大使」任命状授与式の様子
 
皆様との記念撮影 百瀬氏ご挨拶
任命状の授与 花束の贈呈