日系企業向けアリゾナ州視察ミッションの開催

令和6年2月28日
2月22~23日、当館は日系企業向けのアリゾナ州投資環境視察ミッションを開催しました。
 
アリゾナ州では、ファウンドリー(半導体受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は400億ドル、同州で40年以上操業してきた米国半導体大手のインテルは200億ドルを投資して工場建設を進めており、半導体関連の部素材や装置を提供するサプライヤーによる進出や追加投資も相次いでおり、第2のシリコンバレーとして注目が集まっています。
 
今回のミッションでは、米国への進出や投資を検討する日系企業や、アリゾナ州でのビジネス拡大を検討している米国既進出日系企業など計44社(参加者約80名)の企業を対象に、経済セミナー、パネルディスカッション、同州に拠点を構える企業訪問ツアーや、ネットワーキングレセプションを通じて、アリゾナ大都市圏における投資・ビジネス・生活環境を視察する機会となりました。
 
今回の視察ミッションを通じて、日系企業による半導体市場への更なる貢献や日本からのアリゾナへの直接投資の増加及び半導体産業のサプライチェーン強化が期待されます。
 
主な訪問先や交流会は以下の通り:
1日目
○アリゾナ州商務局(ACA)によるアリゾナ州ブリーフィング
○フェニックス大都市圏経済協議会(GPEC)によるフェニックス市ブリーフィング
○台湾TSMC社による業界動向プレゼンテーション
〇アリゾナ州立大学による半導体研究展望に関するプレゼン
〇進出日系企業によるパネルディスカッション
〇アリゾナ州の都市開発担当者によるパネルディスカッション
〇ネットワーキングレセプション
 
2日目
○米インテル社への訪問・説明会
○米アムコー・テクノロジー社の訪問・事業紹介
〇アリゾナ州立大学への訪問・施設見学
〇アリゾナ州電力会社ソルト・リバー・プロジェクト社の訪問・センター見学
〇経産省による日米経済関係に関するブリーフィング
○日本人半導体コンサルタントによるブリーフィング及び生活環境に関する説明  

 
曽根総領事による挨拶 ケイト・ガイエゴ フェニックス市長
日系企業パネルディスカッション 集合写真
アリゾナ州商務局(ACA)による挨拶 米アムコー・テクノロジー社訪問