訪日ロケPRイベント「Explore Japan: A Window Into Location Production」

令和6年8月21日
8月16日、当館はジャパンハウス・ロサンゼルスにて「Explore Japan: A Window into Location Production」を開催しました。本イベントには、エンタメ業界などから70名以上が参加し、日本政府による補助金制度など、訪日ロケに関して情報共有・意見交換する機会となりました。
 
冒頭、曽根総領事による日本政府の訪日ロケ補助金制度の概要説明の後、訪日ロケを行った『Tokyo Vice』(HBO/MAX)、『スネーク・アイズ/G.I.ジョー オリジンズ』(パラマウント・ピクチャーズ)、『レンタルファミリー』(サーチライト・ピクチャーズ)の関係者によるパネルディスカッションが行われました。ジャパンハウス・ロサンゼルス海部館長による進行のもと、HBO/MAXのJay Roewe氏、パラマウントのAllegra Clegg氏、サーチライトからはJoe Malloch氏がパネリストとして登壇し、訪日ロケにあたる補助金制度の活用、撮影に係る許認可等の課題点、日系企業との共同制作における強みなど、訪日ロケに関して多岐にわたる議論がされました。
 
その後、日本からのゲストスピーカーとして、海外制作会社への共同制作サービスを提供するTOHO Tomboピクチャーズと、長い歴史を誇る東映 京都撮影所によるプレゼンが行われました。TOHO Tomboピクチャーズのジョージナ・ポープ氏による登壇では、海外スタジオとの共同制作における訪日ロケのノウハウに関して対談形式でプレゼンが行われたほか、東映 京都撮影所の高橋剣氏によるプレゼンでは、時代劇の魅力や、映画やドラマ、CMなど、幅広く提供する制作サービスについて紹介がされました。
 
その後のネットワーキングレセプションでは、東映 京都撮影所や旅行会社のHISやJTB、マーケティング会社のStoriesら日系企業によるブース出展があり、訪日ロケにおけるサービスの提供に関する案内が行われました。その他、当館のブースにより、『スネークアイズ/G.I.ジョー オリジンズ』のロケ地である姫路市や、日本最大のグリーンスクリーンを持つ群馬県による活動など、各地方都市における様々なロケ誘致制度について紹介しました。
 
日本政府による今年度「海外制作会社による国内ロケ誘致等に係る支援」(リンク):
https://jloxplus.jp/subsidy4/



 

(左から右)海部優子(JAPAN HOUSE Los Angeles)、Joe Malloch氏(Seachlight Pictures)、
Jay Roewe氏(HBO/MAX)、高橋剣氏(東映 京都撮影所)、
Georgina Pope氏(TOHO Tomboピクチャーズ)、Allegra Clegg氏(Paramount Pictures)、曽根総領事




パネルディスカッション




東映 京都撮影所 製作部部長 高橋剣氏によるプレゼンテーション




日系企業ブース