第107回農事功績者表彰伝達式

令和5年12月11日
曽根在ロサンゼルス日本国総領事は、2023年12月7日(木)、総領事公邸において、フリーマン聡子氏に対して令和5年度大日本農会農事功績者表彰の伝達式を行いました。概要は以下の通りです。
 
農事功績者表彰伝達式
 
(1)経緯及び表彰理由
フリーマン氏は、ワインメーカーであるエド・カーツマンの元でワイン造りを学んだ後、2001年に夫のケン・フリーマン氏と共にカリフォルニア州ソノマ郡でFreeman Vineyard & Wineryを設立されました。2006年には、自社のブドウ生産を始めると共に、土壌改良を重ねた畑で、完全な無農薬栽培に取り組まれました。現在、フリーマン氏は、フリーマンエステートのワインメーカーとして、ブドウ畑の有機栽培から発酵、殿引き、ロット評価、ブレンドに至るまで、ワイン製造を包括的に監督されており、ピノ・ノワール(赤)とシャル・ドネ(白)の品種を使い、有機栽培による深み味のあるワイン造りに従事されています。フリーマン氏のワインは、駐日米国大使の公邸でも使われるなど、日米親善にも貢献されています。
 
(2)大日本農会表彰状伝達式
フリーマン氏の表彰状伝達式は12月7日、14時より総領事公邸にて、ご家族及びご友人・関係者出席のもと開催されました。曽根総領事より祝意を表し、表彰状及び緑白綬有功章を授与しました。また、大日本農会南加支会会長小山信吉氏、フリーマン氏の友人である Delicato Family WineのDeputy General Counselミナミ・ケン氏がそれぞれ祝辞を述べ、同氏の功績を称えました。
 
これに対し、フリーマン氏は、関係者への感謝及び、多くの方に支えられながらも女性としてワイン農業に携わられたこれまでのご経験を振り返りました。
 
南加日経商工会議所会頭竹花晴夫氏による乾杯の後、レセプションが行なわれました。