スティーブン・ブラッドフォード加州上院議員との対談イベントを開催
5月14日、当館はカリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校(CSUDH)との共催で、ガーデナ市選出のスティーブン・ブラッドフォード加州上院議員をお招きし、日系とアフリカ系コミュニティの相互理解促進を目的としたパネルディスカッションイベントをCSUDH校内で実施しました。ブラッドフォード議員の挨拶の後、トーマス・パーラムCSUDH学長が司会を務め、同上院議員、アフリカ研究学部長のドナ・ニコル博士、そして武藤総領事によるパネルディスカッションが行われました。
ブラッドフォード議員は、幼少期に祖父母が住んでいた日本を訪れた経験や、ガーデナで幼少期をともにした日系人の友人の話を紹介しました。 また、南カリフォルニアのアフリカ系米国人と日系米国人のコミュニティが共有してきた歴史や、同議員がガーデナ市議やカリフォルニア州議員として、両コミュニティの架け橋として活動してきた経験について語りました。
パーラム学長は当館が立ち上げたJapan & Black L.A. イニシアチブや、日系とアフリカ系のコミュニティの関係、LAエリアの多様なコミュニティとの関係など様々なトピックを取り上げながら、両コミュニティの現状や今後の展望について議論しました。
武藤総領事は、2020年11月に当館とユナイテッド・メソジスト教会のアフリカ系聖職者とのパートナーシップとして立ち上げたJapan & Black L.A. イニシアチブについて紹介しました。ニコル博士は、学生たちが視野を広げるために、自分たちのコミュニティを超えたつながりを追求することを期待すると述べました。パネリストらは、様々な人種間の対話を強化することは、偏見を克服し、また社会の調和を高めることにつながるため重要であるとの見解で一致しました。
また、パネリストらは、貿易、ビジネス開発、エンターテイメント、文化等様々な分野について議論され、インターンシップやエクスターンシップ、海外旅行などを通じて、特に学生や若い世代が相互理解を深めることが重要であると述べ、若い世代に対し、慣れ親しんだコミュニティ以外の人々とも関係を築き、地域を超えたグローバルで国際的な視野を育むよう呼びかけました。