アリゾナ州における半導体サプライチェーンの重要性と進出日系企業の活躍の紹介イベントを実施

令和4年2月16日
2月10日、当館はグローバル・チャンバー及びアリゾナ州立大学サンダーバード国際経営大学院の協力のもと、「半導体セキュリティとサプライチェーンにおけるアリゾナの役割の拡大―グローバルな投資と日本からの視点」をテーマにパネルディスカッションを開催しました。武藤総領事、ケイト・ガイエゴ フェニックス市長、サンジーブ・カグラム サンダーバード国際経営大学院学長、ダグ・ブランキー グローバル・チャンバーCEO、進出日系企業、JETROロサンゼルス関係者等約40名がインパーソンで参加しました。本イベントはオンラインで視聴が可能なハイブリッド形式で行われ、マーク・ケリー連邦上院議員やアリゾナの米インテル関係者等もバーチャルで出演しました。
 
アリゾナ州は昨今半導体産業の集積地として注目を集めており、最近では台湾TSMCや米インテル等の世界トップファブリケーションの大型投資が相次いで発表されています。日米両首脳は昨年4月に締結した「日米コアパートナーシップ」において、半導体を含む機微なサプライチェーン及び重要技術の育成・保護に関し協力することで合意しました。日本企業が投資を検討する上でも、アリゾナ州への注目度はますます高まっています。
 
武藤総領事は、「アリゾナ州の半導体産業クラスターの形成において、日系企業の役割は重要であり、特に半導体産業を支える化学品、樹脂、金属部品、製造装置等に強みがあり、ここフェニックスでも必ず半導体産業を支える役割を果たすだろう」と述べました。ガイエゴ フェニックス市長は、今後もフェニックス市における日本の貢献に期待している、本イベントのような取組を継続的なものとしていきたい旨述べました。
 
当日の登壇者は以下の通りです。(発言順)
・武藤顕 在ロサンゼルス日本国総領事
・Kelly Moeur 在フェニックス名誉領事
・Sanjeev Khagram アリゾナ州立大学サンダーバード国際経営大学院学長
・Kate Gallego フェニックス市長
・Mark Kelly 連邦上院議員(ビデオメッセージ)
・Colleen Schwab Greater Phoenix Economic Council チーフパフォーマンスオフィサー
・Susana Trasente ピオリア市経済開発担当(オンライン)
・Jason Bagley Intel Corporation 政府渉外部シニアダイレクター(オンライン)
・桑原真砂 JX Nippon Mining & Metals USA社長(オンライン)
・Ken Campman Sumitomo Chemical Advanced Technologies社長
・原島久茂 ユナイテッド・プレシジョン・テクノロジーズ株 シニアセールス&マーケティングマネージャー
・Craig Kerkove Hitachi High-Tech America, Inc. 社長(オンライン)
・浅井康孝 JETROロサンゼルス事務所次長
 
武藤総領事は今回のアリゾナ訪問において、本イベントへの出席のほか、ラスティー・バワーズ アリゾナ州下院議長、ケイト・ガイエゴ フェニックス市長、デビッド・オルテガ スコッツデール市長等と半導体、環境分野等に関する日本とアリゾナの今後の協力について懇談しました。
 
※イベントの動画: https://www.youtube.com/watch?v=WszuMwYpM50

 
パネルディスカッションの様子
 

武藤総領事挨拶
 

ガイエゴ フェニックス市長との懇談
 

バワーズ アリゾナ州下院議長らとの懇談