「日本食普及の親善大使」任命式の開催

令和3年4月23日
本年3月30日,懐石レストランShibumiのデイビッド・シュロッサー氏に対する「日本食普及の親善大使」の任命式を行いました。

シュロッサー・シェフは「菊乃井」京都本店で修行した後,2016年に「Shibumi」を開業しました。「Shibumi」では,日本産食材をふんだんに活用した懐石料理を提供しています。「Shibumi」は開業当初から高い評価を受けており,特にLA Times紙で有名フードライターとして知られた故ジョナサン・ゴールド氏から「LAにおける2番目に素晴らしいレストラン」と評価されました。また,2019年には「Shibumi」はミシュラン一つ星を獲得しました。ミシュランの星を獲得して以降も,デービッドシェフは積極的に本産食材や日本食文化の探求を続けており,和牛や日本酒等の様々な日本産食材の導入を続けています。

シュロッサー氏の長年の貢献が日本政府に認知され,2020年,日本食普及の親善大使に任命され,今回,任命状の授与式を行いました。

任命状授与式では,当館中川弘一首席領事から任命にあたり挨拶がなされました。その後,シュロッサー氏による記念講演として,「日本食普及の親善大使」としての心構えが述べられるとともに,この日のために用意した特別弁当と日本酒のセットについて解説がなされました。

任命式はオンラインにて行われました。任命式及びシュロッサー氏の挨拶後は,参加者からシュロッサー氏の任命に対する祝意が示されるとともに,この日提供された東北地方の日本酒に関連して,シュロッサー氏に対して東日本大震災の復興の状況や東北地方との関わりについて質問がなされ,ディスカッションが行われました。

シュロッサー氏が「日本食普及の親善大使」として,今後も当館やJETRO等とも連携して日本産食材や日本食文化を普及されることが期待されます。

 
任命状授与式の様子 シュロッサー氏による挨拶の様子